ベストアンサー
2021/06/17 13:26:52
【CPAスタッフさん】
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1
>>だーうえ さん
この度は簿記ペディアをご利用いただきありがとうございます。
解説1ページ目に示している、製造工程の一連の流れは理解できていますか?
問題文に、”#101 は前月に160個完成しており残りは当月に完成した。”とあります。
つまり、前月末の時点で#101 240個のうち160個は「完成品(製品)」であり、残りの80個は「外注先受入品」です。
<前月末イメージ>
第1工程 外注先 第2工程
____________ _______ __________
↑ ↓ ↑ ↓ ↑ ↓
材料A投入 第1工程完了品 外注先受入品 完成品(製品)
80個 160個
上記のイメージから、材料は工程の始点で全て投入しており、#101の直接材料費は全て前月に計上されます。
また、第1工程で発生した直接労務費と製造間接費、外注加工で発生した直接経費も全て前月計上です。
これだけでなく、完成した160個分の第2工程で発生した直接労務費と製造間接費も前月計上です。
これらをふまえて、#101の前月繰越額を詳しくみると、以下のようになります。
直接材料費 720,000円…3,000円/個(予定消費価格)×240個(製品A1個の製造には材料Aを1個必要とする)
直接労務費 400,000円…2,000円/時間(予定消費賃率)×200時間(前月直接作業時間 400,000円÷2,000円)
直接経費 240,000円…1,000円/個(外注加工賃 240,000円÷240個)×240個 ※外注加工賃は、前月と当月で異なるという前提です。
製造間接費 600,000円…3,000円/時間(予定配賦率 予定消費賃率×150%)×200時間(前月直接作業時間)
以上、ご質問いただいた内容の回答です。
少しわかりにくいかもしれないので、不明な点等ございましたら
ご質問ください。
今後とも簿記ペディアをよろしくお願いいたします。