ベストアンサー
2020/09/30 19:07:47
【《CPA》緒方 将大さん】
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>>借方は未記入で仕訳は起こしていないということでしょうか?
借方については、当然、現金(または当座預金)の増加が記入されているものと読み取ってください(実際の試験でもそうです)。
つまり、「売却代金を車両勘定の貸方に記入したのみであった」という指示は、期中に次の仕訳があったことを意味しています。
(借)現金等 [売却代金] (貸)車両 [売却代金]
>>売却代金はいくらになるのでしょうか。
売却代金については、本問の資料だけではわかりません。
しかし、売却代金がいくらであっても問題が成立するので、必要のない資料なのです。
仮に、売却代金を¥50,000とした場合、次の仕訳が成り立ちます。
(借)現金等 50,000 (貸)車両 400,000
(〃)減価償却累計額 200,000
(〃)減価償却費 80,000
(〃)固定資産売却損 70,000
これを、期中には次のように処理していたことになります。
(借)現金等 50,000 (貸)車両 50,000
そのため、減らしていない車両350,000を減額し、決算整理で次のように修正します(解説6ページ参照)
(借)減価償却累計額 200,000 (貸)車両 350,000
(〃)減価償却費 80,000
(〃)固定資産売却損 70,000
売却代金を¥100にしても、¥1,000,000にしても、車両の元々の帳簿価額が変わるだけで、売却損益等は変化しません。