簿記なんでも掲示板　投稿詳細

• ベストアンサー 2020/10/30 11:45:45 【《CPA》緒方 将大さん】 いいね！ 2
  自分（永田 寛一） さん
  
  簿記には、手順・流れがあります。
  仕訳をして勘定に写し、勘定から試算表・貸借対照表などを作ります。
  
  事業を行う１年間を通して、
  どのタイミングで仕訳をするのか、
  どのタイミングで試算表・貸借対照表を作るのか、
  こういった「簿記一巡」を理解することが最も大切です。
  
  （解説を見ても理解できないとありましたが、知識不足ではなく、一巡の理解不足だと思われます）
  
  
  
  試験対策といえば、「過去問題を解く」「解き方を覚える」などが主流ですが、
  簿記に関しては、一巡を意識せずに、特定の仕訳だけを覚えたり、計算方法だけを覚えようとすると逆効果です。
  「仕訳だけ」「財務諸表だけ」など、輪切暗記はお勧めできません。
  
  
  料理を作る時、手順に沿って行わなければ、いいもの・おいしいものはできません。
  この順番をめちゃくちゃにすると、それらしい料理はできますが、本物ではありません。
  
  簿記も、一巡がバラバラな状態で学習すると、
  「仕訳は何となくかける」「貸借対照表も何となく埋められる」
  と、一見簿記ができているように見えるのですが、これが落とし穴であって、実は理解できていない状態なのです。
  
  「砕いた理解法」と言えるかはわかりませんが、「簿記一巡」を理解することが、簿記スキルを身につけるために最重要です。