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2021/06/11 11:30:03
【CPAスタッフさん】
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>>らーぬん さん
この度は簿記ペディアをご利用いただきありがとうございます。
連結後B/Sの利益剰余金の求め方ですね。
解説のほうで詳しい仕訳を書いておりますので、解説と合わせて以下をご覧ください。
単純合算した連結修正仕訳前B/Sの利益剰余金残高 116,000
連結修正仕訳
投資と資本の相殺消去 △ 15,000
前期分のれん償却 △ 2,750
前期分当期純利益の非支配株主持分への振替 △ 1,800
前期末(当期首)商品の未実現利益の消去 △ 1,600
※ここまでは、前期の連結修正仕訳
当期分のれん償却 △ 2,750
当期分当期純利益の非支配株主持分への振替 △ 3,600
前期末(当期首)商品の未実現利益の実現 + 1,600
当期末商品の未実現利益の消去 △ 1,500
当期末土地の未実現利益の消去 △ 3,000
当期末土地の未実現利益に係る非支配株主持分への振替 + 600
連結修正仕訳後B/Sの利益剰余金残高 86,200
上記のように計算していただければ、解答と一致すると思います。
当期首利益剰余金の変動のみ計算してしまいがちですが、損益の変動により利益剰余金が変動しますよね。
つまり、連結修正仕訳にて新たに変動した損益を利益剰余金の計算にも反映しなければならないのです。
連結修正仕訳が多い問題になると、制限時間内にこの解き方をするのは厳しいため貸借差額で計算することが一般的です。
しかし、復習してより深い学習に繋げるためには、この質問のように考えることが重要です。
計算のみ回答したので分かりにくいかと思いますが、この回答が らーぬん さんの理解に繋がっていただければと思います。
今後とも簿記ペディアをよろしくお願いいたします。