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• ベストアンサー 2021/09/06 14:32:58 【《CPA》緒方 将大さん】 いいね！ 1
  簿記ペディアをご利用いただき、ありがとうございます。
  
  製造原価を”予定”で計算すると、”実際”原価との差額として、「原価差異」が生じます。
  これは、直接原価計算でも全部原価計算でも同じです。
  原価差異は、損益計算書上では、予定で計算された売上原価に含めることで、売上原価が実際原価に近くなるように修正します。
  
  製造間接費の配賦を予定で行う場合、操業度差異・予算差異が生じる可能性がありますが、
  直接原価計算と全部原価計算を対比させる問題の場合、簡易化のため、操業度差異だけの出題にとどめることが多いです。
  
  操業度差異の求め方は、通常通り、次のように求めます。
  ＜公式法変動予算の場合＞
  （実際操業度－基準操業度）×固定費率
  ＜固定予算の場合＞
  （実際操業度－基準操業度）×予定配賦率
  
  リンク先の資料では、
  設例１では”実際”原価計算によっているので、原価差異は生じませんが、
  設例２では”予定”配賦を行っていますので、原価差異が生じています。ただし、「操業度差異以外の原価差異は発生していない」の指示があるため、予算差異は生じていないと判断できます。
  
  なお、原価差異が生じるかどうかは、「実際原価」か「予定原価」かの論点であり、
  営業利益に差が生じるかどうかは、「全部原価」か「直接原価」かの論点になりますので、一つずつ分けて学習された方が理解が進むと思います。
  
  
  少々難しいですが、次のページにサンプルがありますのでご利用ください。
  https://bokipedia.jp/questions/details/140