簿記なんでも掲示板 投稿詳細
わざわざ、なぜ建物仮勘定という勘定をかくんですか?
その勘定があることのメリットを教えてください
投稿者
しょーや さん
投稿日時
2018/07/21 16:01:23
サブカテゴリ
いいね!
0
いいね!
キーワード・タグ
この投稿への回答は締め切られました。
回答一覧(2件)
表示件数
件
-
ベストアンサー
2018/07/21 16:09:53
【《CPA》緒方 将大さん】
いいね!
0
メリットの問題ではなく、
そうしなければ正しい報告ではなくなってしまうので
建設仮勘定を用いて処理します。
建設仮勘定で処理されるものは、
「完成前の固定資産」です。
つまり、まだ業務に利用できる状態ではありません。
例えば、現在建物を建設中だとして、
この支出額を「建物」勘定に計上してしまうと、
実際に使っている建物なのかどうかがわかりませんし、
利用していないため、価値が減っていないのにもかかわらず
減価償却計算の対象にもなってしまいます。
これらの問題点を防ぐためには、
建設中で完成前の固定資産は
「建設仮勘定」という勘定科目にて処理しておき、
完成したタイミングで「建物」などの
適切な固定資産勘定に振り替えることが正しい処理です。
-
2018/07/30 19:05:30
【《CPA》高橋 淳二さん】
いいね!
0
メリットがないわけでもありません。
もし建設仮勘定を使わないとしたら、どのような勘定科目になるでしょうか。
前払金ないし前渡金でしょう。
そして、この支出は主たる営業活動に伴うものではありませんから
営業外前払金ないし営業外前渡金
となってしまいます。
更に、建物の建築には1年以上要することが多いので流動資産ではなく固定資産で処理すべきですので
営業外長期前払金ないし営業外長期前渡金
なすべきとなります。
そんな勘定科目に多額の支出が計上されていれば
財務諸表の読者はどう思うでしょうか。
「なんだこれ」「何か怪しい支出では」となってしまうおそれがあります。
ですので、そういう不必要な疑念を読者に抱かせる必要はないので
建設仮勘定という科目で分かりやすく表示するようになっています。
また、建設仮勘定への支出は、固定資産への投資額を示す指標にもなりますから
キャッシュ・フロー計算書との関係においても、対応関係が分かるように処理する方法が望ましいと言えます。
※利用規約に違反する投稿は管理者により削除される場合があります。予め、ご了承ください。