ベストアンサー
2018/11/15 14:39:12
【《CPA》緒方 将大さん】
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ようへい様
当校の模擬試験をご利用いただき、ありがとうございます。
ご質問の件ですが、結論から申し上げますと、
本問において、材料費差異に減耗費は含まれていません。
(解答の通りで大丈夫です)
問題文の材料関係の資料から、実際消費量は次のように計算できます。
240kg(月初)+4,960kg(当月購入)-390kg(月末)=4,810kg(消費高)
標準消費量は4,800kgであり、消費量差異が10kgと計算できますが、
これと減耗の発生量10kgとが一致しているため、誤解されたのだと思います。
材料勘定(パーシャル・プランの場合)をイメージしてみるとわかりやすいかと思います。
[借方]
前月繰越 240kg: 193,160円
当月購入 4,960kg:3,970,480円
借方合計 5,200kg:4,163,640円
[貸方]
消 費 高 4,810kg:3,851,367円
棚卸減耗 10kg: 8,007円
次月繰越 380kg: 304,266円
貸方合計 5,200kg:4,163,640円
ポイントになるのは、期末棚卸数量の考え方です。
問題文にある390kgは「帳簿」棚卸数量で、上記の380kgは「実地」棚卸数量になります。
帳簿棚卸とは、帳簿上残っているべき数量であり、実地棚卸とは、実際の数量を意味します。
勘定の貸方を参照すると、上記で計算した実際消費量4,810kgは、棚卸減耗を含んでいないことがわかりますので、これと標準消費量の4,800kgを比較して生じた10kgの数量差異に、減耗分は含まれていません。
ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。
ご質問いただき、ありがとうございました。