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• ベストアンサー 2019/11/21 17:44:18 【ゆっくり丸さん】 いいね！ 2
  ５要素を理解・暗記して
  文章問題は仕訳に分解して解く・・・と
  
  なるほど、参考になりました。ありがとうございました。
• 2019/11/20 20:03:55 【《CPA》緒方 将大さん】 いいね！ 1
  〓続き〓
  ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
  例えば、現金過不足の一連の処理を考えてみましょう。
  【期中】 現金が帳簿残高より￥500少ないことが判明したため、現金過不足勘定で処理する。
  
  この取引は、次のように分解することができます。
  ①現金が￥500減った
  ②減った原因は原因不明
  
  現金は資産ですから、減少した場合は貸方→に記載します。
  減った原因は不明なため、「現金過不足」という勘定科目を借方←に持ってきます。
  仕訳のポイントは、借方と貸方の金額が一致するように仕訳をする点です。
  　　　　　↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
  （借）現金過不足　500（貸）現　　金　500
  
  ※ちょっと複雑ですが、現金過不足は５要素ではなく、原因が解決して５要素になるまでの「仮勘定」と呼ばれる勘定です。決算までに原因が解決しない場合には、雑益(収益)または雑損(費用)の５要素に置き換わります。
  
  
  
  
  ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
  次に、決算日の処理を考えてみましょう。
  【決算】現金過不足￥500(借方残高)の原因を調査したところ、交通費￥300の記帳漏れが判明したが、残額は原因不明のため雑損または雑益とする。
  
  この取引は、次のように分解することができます。
  ①交　通　費￥300が増えた
  ②現金過不足￥200の原因は結局分からなかった
  ③現金過不足￥500が解決した
  
  交通費は費用ですから、増加した場合は借方←に記載します。
  （借）交　通　費　300（貸）
  
  次に、￥200は「原因が分からず現金が無くなった」という意味で「雑損」(費用)を増加させます。費用の増加は借方←です。
  （借）交　通　費　300（貸）
  （借）雑　　　損　200
  
  最後に、現金過不足が解決されたわけなので、借方にある現金過不足を減らします。
  （借）交　通　費　300（貸）現金過不足　500
  （借）雑　　　損　200
  
  ※必ず、金額の一致を確認
  
  
  
  上記のように、ひとつひとつの５要素の意味を考えながら仕訳をすると、仕訳の意味が分かり、何をすればよいのかが見えてきます。
  なお、決算整理事項（貸倒引当金、減価償却など）は、期中の取引（売上、仕入など）に比べると、何をしているのかが分かりづらいところですが、ひとつひとつの決算整理事項が何をしているのか
• 2019/11/20 19:27:16 【《CPA》緒方 将大さん】 いいね！ 1
  まず、仕訳ができず、精算表が書けないとのことですので、
  ５要素の理解が不足しているのだと思います。
  
  資産・負債・資本・収益・費用の５要素は、最終的には貸借対照表と損益計算書（合わせて「財務諸表」）に記載されます。
  ①どちらの財務諸表に記載されるか
  ②ホームポジション　※(　)内に表示
  
  の２つを、しっかり頭に入れましょう。
  なお、借方とは左側←、貸方とは右側→のことです。
  
  　損益⇒・収　益（貸方）
  　　　　・費　用（借方）
  　貸借⇒・資　産（借方）
  　　　　・負　債（貸方）
  　　　　・資　本（貸方）
  
  　　　　↓↓↓↓↓↓
  これを図で示すと次のとおりです。
  ホームポジションに配置してみました。
  
  <損益計算書>
  |￣￣|￣￣|
  |費用|　　|
  |＿＿|収益|
  |利益|　　|
  |＿＿|＿＿|
  
  損益計算書は、
  その名の通り当期の損益（損か儲けか）を計算するものです。
  ここでは、収益(売上など)から費用(売上原価など)を控除して当期の儲けである「利益」を求めます。
  ※「利益」は５要素ではありません。
  
  
  <貸借対照表>
  |￣￣|￣￣|
  |　　|負債|
  |資産|＿＿|
  |　　|　　|
  |　　|資本|
  |＿＿|＿＿|←「利益」を含む
  
  貸借対照表は、
  会社の財産等の状況を示すものです。
  ここでは、以下のものを一覧にして記載します。
  ・資　産（現金、建物など）
  ・負　債（借入金など）
  ・資　本（資本金）
  ※損益計算書で計算された利益は会社の蓄えとして「資本」に加えられます。
  
  
  上記より、仕訳のルールとして次のことが言えます。
  ・収益：増加すると貸方→
  ・費用：増加すると借方←
  ・資産：増加すると借方←
  ・費用：増加すると貸方→
  ・資本：増加すると貸方→
  ※減少した場合は逆です。上記の図を覚えると楽だと思います。