難易度:普通
評価:
〈第1問〉
標準原価計算からの出題であり、材料受入価格差異の把握と歩留・配合差異を含めた差異分析を中心とした問題です。問われていることはごく基本的な内容ですので、ケアレス・ミスをなくし、基本的な理解ができていれば解答できる問題であったかと思います。
ただ、材料受入価格差異を「購入原料価格差異」とし、操業度差異を「不働能力差異」とするなど、普段聞きなれない用語を用いている傾向が強いと感じました。こういった不慣れな用語が出題されたとしても、焦らず確実に解き進められるようにしてください。
なお、本問は歩留・配合差異の計算について、一連の流れを確認できるよい問題であったかと思います。
〈第2問〉
理論では標準原価計算における仕掛品勘定の記入方法とその特徴を問うています。単元ごとに理論と計算を結びつけ、理解を深めながら今後の学習を進めていただければよいと思います。