難易度:普通
評価:
《問題1》
全体的に基本的な問題だったと思います。ただし、一見して分かりにくい文章が数か所見られますので、6~7問程度正解できればいいのではないでしょうか。
《問題2》
企業会計原則からの出題です。伝統的な理論からの出題だったため、新しい基準の理論を重点的に学んできた受験者にとっては盲点だったかもしれません。特に繰延資産について、国際会計基準では一部を除いて資産計上することが認められていないため、日本の基準でもこれを取り入れるかどうか検討中のホットな論点です。現在、なぜ日本の基準では、繰延資産を計上できることになっているのか、この理解を問う重要な問題でしたので、復習を怠らないようにしたいところです。
《問題3》
会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準からの出題です。計算内容は基本的なものでしたが、全経上級独特の数値の増減を答えさせる出題でしたので、答えにくかった受験生も多いのではないでしょうか。仮の金額を当てはめてみて、計算と理論、そして会計数値としての結果まで、同時に押さえて下さい。
<この問題に関連するキーワード>
企業会計原則
工事契約
税効果会計
有形固定資産
研究開発費
退職給付会計
組織再編等
連結会計
会計上の変更等
財務分析