難易度:難しい
評価:
本社工場会計をベースとした勘定分析の問題です。見慣れない形式や、近年出題のなかった本社工場会計ということもあり、難しく感じるのではないでしょうか。
問1~問4までが勘定分析によって数値を推定する問題、問5~問8が本社工場会計(本支店会計)の知識を活用して数値を計算する問題であったと考えることができます。
考えさせる問題と処理を行わせる問題の2つを、この少ない資料から出題していることから、問題の質は良いものだと感じますので、フォローを怠らないようにしてください。
また、工業簿記の学びでは普段から「勘定」を意識しないことが多いため、勘定分析の部分が全く分からない方も多いのではないでしょうか。今後はますますパターンや暗記の勉強では対応できない試験傾向が続くと予想されます。 製造原価の計算によって得た数値が勘定でどのように記録・計算されているのかを着目して、日頃の学習を充実させることをお勧めします。
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本社工場会計
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