難易度:難しい
評価:
予算実績差異分析に関する出題です。ただし、近年の出題形式とは異なり、会話形式の問題で、戸惑った方も多かったのではないでしょうか。このような問題の場合には、会話文の前後から解答を導き出すように考えてください。内容については、過去問をベースとしたオーソドックスなものでした。第92回の問題を解いてみると、より理解が深まると思います。
内容を振り返ると、
①販売数量差異 ⇒ セールス・ミックス差異と総販売数量差異に分解
②総販売数量差異 ⇒ 市場総需要量差異と市場占拠率差異に分解
というのが大きなテーマでした。本問の場合、会話の内容から、貢献利益単価を用いて計算を行う「要因別分析」だということが判明しますので、この計算を誤らないよう慎重に解答しなければなりません。
また、差異について計算はできても、解答を逆に書いてしまったような場合、正確な理解ができていない可能性がありますので、解答の数値を算出するだけではなく、各単元の考え方をしっかりマスターするようにしましょう。さらに問題演習等を通じて応用力を養えるような学び方を心がけてください。
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予算実績差異分析