難易度:普通
評価:
〈第1問〉
費目別計算によって集計される各勘定の金額を問うています。同様の勘定科目でも、どのような目的で消費されているのかによって、製造原価に含まれるか否かが変わってきます。記載内容に注意しながら、解答してください。
費目の分類は製造原価の算定の根底となる論点です。資料の多さに圧倒されがちですが、適切にひとつひとつの項目を抑えるよう学習されてください。
また、外注加工賃の無償支給についても仕訳を問うています。無償支給の場合、部品原価として処理する場合と直接経費処理する場合がありますが、搬入後直ちに製造工程に投入する場合は、直接経費処理として解答する必要があります。
〈第2問〉
補助部門費の配賦計算に関する理論について問うています。なぜ、補助部門費の実際配賦と予定配賦が選択適用なのか、変動費と固定費を別々に配賦するメリットは何なのかを理解できていれば、確実に解答できたのではないでしょうか。
<この問題に関連するキーワード>
工業簿記の一巡
費目別計算
部門別計算