難易度:普通
評価:
《第1問》
基本的な期中仕訳や再振替仕訳が問われており、それぞれの取引をいかに正確に解答するかがポイントとなります。
《第2問》
商品有高帳及び売上高、売上原価、売上総利益の金額の算定に関する出題でした。売上値引の取扱いについて、商品有高帳と主要簿(仕訳帳、総勘定元帳)との相違点につき、注意が必要です。
《第3問》
残高試算表の作成に関する出題でした。取引の中に重複取引があることから、当該重複取引を二重に計上しないように注意が必要です。また、ICカードの取引については慎重に処理しなければなりません。
《第4問》
支払手数料及び前払手数料の勘定記入に関する出題でした。土地の取得に関する手数料は付随費用となるため、土地の取得原価に含められることに注意が必要です。
《第5問》
精算表の作成に関する出題でした。決算整理仕訳により期中の誤った処理を正しい処理に修正できるか、また、他の決算整理事項につき、正確に処理を行えるかがポイントとなります。
《ボーダー》
第1問:12点以上
第2問:6点以上
第3問:20点以上
第4問:8点以上
第5問:24点以上
合 計:70点以上
《全体的なアドバイス》
最近の出題は単純に暗記では対応できない内容や、簿記の一巡(開始手続→期中手続→決算手続)の流れを意識した出題となっています。よって、過去の問題を繰り返し解くことに加え、取引の流れを意識した「考える学習」が必要です。
<この問題に関連するキーワード>
一般商品売買
現金預金
金銭債権債務
有価証券
有形固定資産
帳簿組織
見越・繰延