難易度:普通
評価:
〈第1問〉
仕損費、減損費の処理方法や原料の追加投入、製造間接費の差異分析等の基本的な論点と合わせて、各月の原価の流れを問うています。
例えば、当月の月末棚卸資産は翌月の月初棚卸資産となることや、3月末に繰り越される原価差異は1月、2月の原価差異も含むことなど、ただ単に各月の金額を算定して終わりではないため、注意する必要があります。
また、内容は基本的ですが、とてもボリュームがある問題です。適切に素早く解答を求められるかは、日ごろ考えながら総合原価計算を解いていたかにかかってくるでしょう。
〈第2問〉
原価差異の会計処理に関する語句の選択になります。差異分析のみでなく、その差異の会計処理がどのようになるか、原価計算基準を読んで確認していただきたいと思います。
<この問題に関連するキーワード>
単純総合原価計算
原価差異の会計処理