難易度:難しい
評価:
《問題》
実際全部総合原価計算に活動基準原価計算を組み合わせた出題でした。計算量自体はさほど多くありませんが、各検査点における検査個数の把握および仕損品の廃棄費用を適切に処理することが出来たか否かがポイントでした。検査個数は、タイムテーブルを用いて把握すると理解しやすいです。廃棄費用は正常仕損品にかかるものであるため、正常仕損費として製造原価(完成品に負担)に含めてください。
《ボーダー》
問 題:18点以上
合 計:18点以上
《全体的なアドバイス》
近年の傾向として、活動基準原価計算や品質原価計算のような戦略的原価計算を絡めた問題が頻出しています。戦略的原価計算に限らず、工業簿記は考え方を押さえていただくことが重要です。計算や処理の仕方を覚えてしまうと今回のような問題が出たときに、やったことがないから手が動かない、ということになります。重要な考え方を押さえることで、その考え方をもとに最適解を導き出すことが出来るはずです。これを機に、学び方を今一度見直してみてはいかがでしょうか。
<この問題に関連するキーワード>
単純総合原価計算
活動基準原価計算