難易度:普通
評価:
《第1問》
サービス業の仕訳、固定資産の割賦購入、事業の譲受、クレジット取引、準備金の取り崩しに関する論点が出題されました。非常に幅の広い出題で、解きにくかったかと思います。落ち着いて、ひとつひとつを丁寧に回答する必要がありました。
《第2問》
固定資産に関する論点ですが、税効果や連結なども合わせて問われており、非常に横断的な問題でした。ただ、一見すると難しそうですが、ひとつひとつの問いは切り離されているため、建物勘定を作成する際は建物だけを見ることができれば、それほど難易度は高くありませんでした。丁寧に解き進める必要がありました。
《第3問》
かなり基本的な問でした。通常、得点源となる工業簿記が近年の傾向に比べると少々難しかったため、第3問で調整されたものと思われます。取りこぼしのないように、素早く適切に回答する必要がありました。
《ボーダー》
第1問:16点以上
第2問:10点以上
第3問:10点以上
合 計:36点以上
《全体的なアドバイス》
近年の出題傾向を鑑みると、「各論点」の理解が最重要になってきています。単に昔と同じ問題が解けることは試験において求められておらず、いかに「論点を組み合わせた新しい問題への解答アプローチが理論的か」(=その場での対応力)が問われているように感じます。理論的に、ひとつひとつの計算に理由をつけて、学習を進められることをお勧めします。
<この問題に関連するキーワード>
一般商品売買
税効果会計
金銭債権債務
有価証券
有形固定資産
その他引当金
純資産会計
組織再編等
連結会計
役務収益費用