難易度:難しい
評価:
《第1問》
本支店会計(支店の設置)、その他有価証券の時価評価、売上割戻(当座預金払い)、法人税の追徴、固定資産の売却(200%定率法)からの出題でした。
非常に幅の広い出題で、解きにくかったかと思います。落ち着いて、ひとつひとつを丁寧に解答する必要がありました。
《第2問》
基本的な株主資本等変動計算書作成の問題でした。第1問と第3問が難しかった分、ここで点を稼ぐ必要がありました。
《第3問》
過去の問題等と比較すると圧倒的に難易度が高く、完答は難しいかと思われます。
債権債務の相殺消去や、のれんの償却など、基本事項を落ち着いてこなし、部分点を狙う戦略が有効です。
また、賃貸不動産の減価償却費を販売費及び一般管理費に振り替える点など、非常に理解と思考力が問われている印象でした。
《ボーダー》
第1問:12点以上
第2問:16点以上
第3問:10点以上
合 計:38点以上
《全体的なアドバイス》
今回の2級は、今までの問題と比較しても、難しい部類だと思われます。特に、知識があやふやで注意力がない状態であれば手も足も出ないという状況になっているかと思います。理解を重ね、問題を解きこなし、確実な簿記の実力がある人が合格できるように作られていますので、確実な質と量を備えた学習が望まれると思います。
<この問題に関連するキーワード>
一般商品売買
有形固定資産
投資その他の資産
純資産会計
連結会計