難易度:易しい
評価:
《問題》
第1問は、標準直接原価計算を前提とした営業利益の差異分析に関する出題でした。内容はさほど難しくありませんが、問3の解答は時間がかかる問題だったと思われます。製造活動および販売活動の差異分析は、それぞれ実際生産量における消費量のズレおよび期首と期末の販売量のズレを分析していることを理解しているかどうかが解答のポイントになります。
第2問は、長期意思決定からの出題でした。資料が少なく、シンプルな内容でしたので、完答を狙える問題であったと思います。法人税を考慮することを忘れずにキャッシュ・フローを作成し、正味現在価値と内部利益率の関係を理解できているかがポイントになります。
《ボーダー》
第1問:13点以上
第2問:8点以上
合 計:21点以上
《全体的なアドバイス》
原価計算は、問題文を読み、その場で問われている内容を理解しなければならない問題が多く、思考力が問われます。普段の学習から、基本的な考え方を理解したうえで、問題を解くときに、作問者が問題文で与えている情報が何を伝えたいのかを汲み取りながら解くことで、思考力を養うことができると思います。
<この問題に関連するキーワード>
予算実績差異分析
長期意思決定