難易度:難しい
評価:
決算整理後残高試算表を作成する総合問題でした。会計学と合わせると比較的ボリューム感はあったと思います。問題文をしっかり読み少し考えなければいけない事項や過去にも出題されたものをさらに発展させた事項とバランスがとれた内容でした。
貸付金の財務構成要素アプローチに基づくキャッシュの流入と回収業務資産への分解は過去にも出題されましたが、金融資産の消滅に伴って新たに発生した金融資産及び負債の取扱いや商品売買に係る原価率の算定等は、容易に解答を導きだすことは困難だったと思われます。それ以外の整理事項等は、基本に忠実に処理をして頂ければ解答を作れたのではないでしょうか。
最近の傾向を見ると、商業簿記の出題される範囲は細かくなってきています。
<この問題に関連するキーワード>
一般商品売買
金銭債権債務
有価証券
外貨建取引
デリバティブ取引
社債
有形固定資産
その他の特殊項目