難易度:普通
評価:
第1問が空欄補充問題でした。難易度は基本的した。ただし、セグメント情報はここ最近理論で問われることが多いため、今後は、簡単にでも学習すべきなのかもしれません。
第2問の会計上の変更・誤謬の訂正に関する計算問題は、非常に良問だと思いました。一連の流れで会計方針の変更、誤謬の訂正、会計上の見積りの変更を同時に問うているので、遡及処理に関する復習に用いられるといいのではないかと思います。株主資本等変動計算書に関連する項目は、解答が難しかった気もしますが、損益計算書の記入は、簡単でしたので、完答が望まれます。
第3問も答えづらい部分もありますが、難易度は基本的でした。
《全体的なアドバイス》
今回の問題は、初見では、とても難しそうな問題に見えました。しかし、きちんと学習されていた方は、意外と解ける!という部分が多かったのではないでしょうか。近年の会計学は、理論の分量多くなってきており、以前のように、「計算と関連する理論」だけではなく、「計算では出題されないような規定の理論」も多くなってきました。学習範囲が大幅に広がってしまいますが、同時受験される方などで、余裕のある方は、全経上級の理論などと合わせて学習された方がよいかもしれません。