難易度:普通
評価:
《第1問》
空欄補充の形での理論及び計算問題です。
論点としては、退職給付会計(連結上の取り扱いを含む)、圧縮記帳、耐用年数の変更が出題されました。
連結上の退職給付は、基準公表後初めての出題でしたので、困惑した受験生も多かったと思います。
また、圧縮記帳は、定率法による減価償却を行っているため、積立金取崩額等の計算に注意が必要です。
なお、耐用年数の変更については、見積りの変更の場合と、誤謬の訂正の場合とに分けて問われているため、確実な理解が必要です。
《第2問》
連結会計に関する問題です。
子会社の貸借対照表に評価・換算差額等が計上されているため、資本連結(投資と資本の相殺消去)に相殺することや、評価・換算差額等の当期変動額を非支配株主持分へ振り替える点に注意が必要です。なお、株式を追加取得した場合、追加投資額と非支配株主持分の減少額との差額は資本剰余金(基準改正前は「のれん」)として計上されることとなります。
<この問題に関連するキーワード>
税効果会計
退職給付会計
連結会計
会計上の変更等