難易度:易しい
評価:
《問題1》
CVP分析からの出題でした。語句補充の③、④については解答が難しかったと思いますが、計算に関しては基礎的な論点からの出題でした。今回の問題のように、売上高の金額が指示されていない場合は、「仮に売上高が100万円であったら」といった仮定をおいて計算をすると計算が楽になります。
《問題2》
業務的意思決定からの出題でした。問題1に続き、基礎的な論点からの出題でした。通常の製品1個を作るのにかかる時間の半分で臨時注文分の生産が可能であるため、「通常の製品1個当たり1時間、臨時注文分の製品1個当たり0.5時間で生産可能ある」と仮定を置くと計算が楽になります。
《全体的なアドバイス》
今回も比較的解きやすい問題が出題されたため、手ごたえを感じている受験者の方も少なくないのではないでしょうか。しかし、試験に合格したからといって本物の実力が付いたわけではありません。原価計算という学問を実務で活用するためには、更に深く理解する必要があります。ぜひ今後も、出題傾向等に振り回されるのではなく、本質を追求しながら、学習を続けていただきたいです。