難易度:難しい
評価:
《問題1》
事業部制に関する出題でした。試験中は解答が割り切れず戸惑った方も多かったのではないでしょうか。落ち着いて問題文の指示(端数処理など)を読み、問1~問3までの計算問題を確実に正答したいところです。問5については事業部及び事業部長の業績評価についての基礎的な理解が求められます。概要を解説に記載しておりますので今後の学習に役立ててください。
《問題2》
マテリアルフローコスト会計に関する出題でした。前回も同論点からの出題だったため対策が手薄だった方も多かったのではないでしょうか。また、計算問題で月末仕掛品が存在する問題も初見の方が多かったのではないかと思います。問1、問2を確実に正答したいところです。
《問題3》
原価企画に関する正誤問題でした。①、②については正答したいところです。③については、原価企画と原価改善との相互の関連性について問われており、理由欄の解答は難しかったと思います。今後も戦略的原価計算からの理論問題の出題は大いに予想できますので、体系的な理解に努めてください。
《総評》
全体的な難易度は高いレベルの出題であった反面、優先順位は判断しやすかったと思います。確実に正答したい部分を早めに判断できたかが合否の分かれ道だったのではないでしょうか。特に、事業部制と戦略的原価計算からの理論問題は体系的、本質的な理解が求められます。一度理解してしまえば、今後は楽に解答できるかと思いますので、是非、理解中心の学びに努めてください。