難易度:普通
評価:
《問題1》
意思決定会計として、新たに受け入れる受講生の最低受講料や利益が最も増加する受講人数について出題されました。問2については、受講生が増加することにより通信料や準固定費が増加する点に注意が必要です。
問3については、準固定費の制約上選択肢が限られているので、一定の受講生ごとの損益計算を行えば解答できると思います。
《問題2》
事業部制の損益計算および業績評価(新規開設案の採用の可否も含む)について出題されました。問2の資本コスト率の算定は、借入金や社債に対しては税引後、自己資本に対しては税金を考慮せずに算定する点に注意が必要です。
また、問4の新規開設案に係る損益計算について、売上高の増加にともない変動費も比例的に発生するということを読み取る必要があります。
《全体的なアドバイス》
どちらの問題も思考力が問われる問題だったと思います。思考力を養うためには、日頃の学習においてテキスト内の問題が解けて満足するのではなく、解答に必要な定義や考え方も理解するよう心掛けましょう。